【2019 ロッテ】新外国人 ジョシュ・レイビン【特徴や成績】プレー動画

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先日のブランドン・マンの記事(【2019 ロッテ】新外国人 ブランドン・マン【特徴や成績】プレー動画)を最後に更新が滞ってる新外国人選手紹介。

いい加減更新しようと思いながらあれやこれやと追われ、気がついたら5人くらい詳細ページのない新外国人選手が……

なんとかオープン戦が始まるまでには新外国人選手を網羅しときたく、今回はまず千葉ロッテに加入するジョシュ・レイビン投手について取り上げる。

ロッテ、新助っ人レイビンの加入を発表

ロッテは7日、来季の新助っ人として前ブレーブスのジョシュ・レイビン投手の加入が決まったと発表した。レイビンは30歳、身長193センチの長身右腕だ。

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昨季苦しんだリリーフ陣の補強。

主力に手術や怪我明けの選手が多いことからも必須の補強ということで、レイビンにかかる期待は大きい。

サーッと前評判を見る限り、期待できそうな雰囲気は漂わせているのだが、今回はもう少し詳しく見ていこう。

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ジョシュ・レイビン (Josh Ravin) 基本情報

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投/打歳(生年月日)身長/体重所属
右/右30(1988/01/21)193cm/97.5kgブレーブス
成績
  • 【メジャー通算(15-18)】35登板 38.2イニング 45奪三振 防御率 5.12
  • 【マイナー通算(06-18)】275登板(100先発) 637イニング 638奪三振 防御率 4.89
  • 【2018シーズン(メジャー)】2登板 3イニング 防御率 6.00
  • 【2018シーズン(3A/IL)】19登板 18.2イニング 30奪三振 防御率 0.00

選手経歴

平均156キロの直球とスライダーを武器とするパワー型リリーフ。

 

06年のドラフト5巡目(全体144位)でレッズに指名され契約。

深刻なコントロール不足と肘・肩・鼠径部・ハムストリング・膝などの一連の怪我もあり、順調なキャリアとはいかず……。

それでも12年オフには、ルールファイブドラフトによる流出を防ぐため40人枠入り。

 

13年9月にDFAとなり、ウエイバー公示を経てブルワーズへ移籍。

オフに40人枠から外れFAとなった。

ドジャースとマイナー契約を結び14年は傘下の2A・3Aでプレー(また、この年も鼠径部や左脇腹の違和感などで短期のDL入りをしている)。

15年6月に念願のメジャーデビュー

16年オフに交通事故にあい左腕骨折、開幕から故障者リスト入り。

更に5月に薬物検査で陽性反応を示し80試合の出場停止処分を受けた。

レイビン本人によれば春に罹患したインフルエンザと咽頭炎の回復を早めようと取り入れたサプリメントに禁止物質が含まれてたとのこと。

8月8日にメジャーへ復帰し、10試合に登板(9.2イニング)、防御率0.93、13奪三振とメジャー生活の中で最も安定した投球を見せている。

 

17年も右鼠径部の違和感により6月までは傘下チームでリハビリ。6月17日にメジャーに復帰するも9月下旬に股関節の故障で60日間のDL入り。

11月に金銭トレードでブレーブスへと移籍した。

 

18年4月21日にDFAとなり、3Aの傘下チームでプレー。

しかし、6月に顔面直撃の打球を受け、骨折。

シーズン終了まで実戦登板は無く、そのままFAとなった。

(01/08)千葉ロッテが獲得へとの報道サンスポ

ジョシュ・レイビン (Josh Ravin) プレー動画

ジョシュ・レイビンのまとめ動画。

前半は18年ブレーブスでの投球動画。

後半はドジャース時代の物であるから15-17年の動画。

印象としてはスライダーピッチャー。コントロールはかなりバラツキがありそうだ。

ジョシュ・レイビン (Josh Ravin) 制球について

《各データ》

  • 【メジャー通算(15-18)】:38.2イニング 19四球1死球 BB/9(4.42) BB%(15.5%) K/BB(2.37)
  • 【3A通算/IL(13-18)】:107.1イニング 63四球2死球 BB/9(5.3) BB%(13.2%) K/BB(2.33)

数字は若干不安。

マイナー下位のリーグをウロウロしていた06-12年頃と比べれば相当改善されているが、高い奪三振能力【MLB:K/9(10.47) 3A:K/9(12.3)】によってギリギリ及第点に収めているといったところ。

投球ゾーンのデータを見ても、利き腕の対角線上にボールが集まるタイプで、細かい制球力について期待するのは酷。

動画にもあったがスライダーを引っ掛けてしまうパターンが多いようで、ランナーを背負った時にどういった攻め方をしていくかもポイントになりそうだ。

ジョシュ・レイビン (Josh Ravin) 球種について

主要球種一覧

球種(球数)平均球速(最速)備考
4シーム(439)156(161)投球割合減少
スライダー(217)138(146)空振り率高い
チェンジアップ(8)143(146)ほぼ投げず

主要球種詳細

チェンジアップについては、4年間でわずか8球しか投じておらず速球とスライダーのツーピッチスタイルと考えて良さそうだ。

【4シーム】

最速161キロ、平均156キロとMLBでも上位の球速を誇る。

通算のコンタクト率79.3%、空振り率10%と質は高い

一方でフライボールになった場合の被本塁打率が高く、低めに制球できない状態の時には厳しい印象。

通算で見れば被打率.221ではあるのだが、15年は.324、16年.040、17年.273とシーズンにより結果にバラツキが大きいのも特徴的だ。

また、17年終盤に股関節を故障した影響か18年の最速は153キロ、平均151キロに落ち込んだ。

その投球割合も半分以下に抑え、スライダーに頼ったスタイルとなっている。

【スライダー】

メジャーデビューとなった15年の被打率は.333と難しい状況であったが、16年には.167、17年は.080と安定してきた。

が、投球の半分以上をスライダーに頼った18年には.286と悪化。

まぁ絞られては厳しいというのは当然か。

メジャートータルでの空振り率が20.7%と決め球としては優秀。

活かすも殺すも直球次第と言えそうだ。

【まとめ】

ベストな状態であればストレート・スライダーの両球種とも相当のもの。

が、いかんせん体のあちこちに不安を抱えていることや、ツーピッチスタイルといった特徴から、その不安定さは拭えない。

NPBへどういった適応を見せるのか、その選択が鍵を握りそうだ。

ポジティブな特徴

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ポテンシャルはメジャー級

度重なる怪我もあり、MLBでの継続的な登板経験が無く単純な比較はできないが、16年に見せたピッチングなど短期的なパフォーマンスを考慮すればポテンシャルは非常に高い。

何よりも、これだけ離脱を繰り返しながらメジャーにまで上り詰め、4シーズン(13年に40人枠入りしたことを考慮すれば5シーズン)メジャーから引き手があったという事実がそれを裏付けている。

高い奪三振能力

  • メジャー通算:K/9(10.47) K%(27%)
  • 3A通算:K/9(12.3) K%(31%)

上記のデータが示すように、奪三振能力は驚愕の一言。

大抵、そうは言ってもメジャーでは苦しく大きく数字を落として日本に来る選手が多い中、メジャークラスでも奪三振能力を発揮した1ランク上のリリーバーと言える。

ネガティブな特徴

離脱の無かったシーズンはほぼ無し

ルーキー時代から度重なる怪我に悩まされ、果ては交通事故や今年の顔面直撃ライナー等、スペ体質に加えツキにも見放されてしまったような経歴の持ち主。

これまでの故障箇所も肩・肘とありがちな箇所から股関節や鼠径部、ハムストリングに膝と全身に渡っている

その為、1シーズンをまともに投げぬいた経験はほぼ無く、起用方法に細心の注意を払う必要がありそうだ。

制球力に不安

マイナー時代に比べれば、メジャーデビューした15年あたりから幾分安定してきた。とは言え、最低限の制球力をポテンシャルで補っているような部分は否めない。

加えてツーピッチスタイルであるから、誤魔化しが効きにくく不安定な成績になりやすい。

ベストコンディションを維持することができれば、そこまで懸念する必要もなさそうなレベルにはあるが……体のあちこちに爆弾を抱えそれも難しく、なかなかの難題と言えそうだ。

ジョシュ・レイビン (Josh Ravin) まとめ

ベストパフォーマンスさえ発揮できれば文句なく一線級のリリーバー

が、その道は険しい。

 

特に、股関節の影響なのか18年に見られたフォーシームの劣化は厄介そうだ。

劣化そのものよりも、明らかに投球割合が減っており、もし投げるのを拒む程の理由があるとすれば簡単にはいかないだろう。

ここさえなんとかなればいくらでも道は見つかりそうだが、その後のライナー直撃によって実戦からも遠ざかってしまい、不確定要素ばかりだ。

 

それでも獲得にGOサインを出したことから、それなりの勝算があるのだろうとポジティブに捉えれば、期待できそうな気がしなくもないが……

ただでさえ当たり外れの激しい新外国人、やってみなけりゃわからないというのが実際の所だろう。

 

近年、リリーフにかかる負担は各球団非常に大きくなっており、一つ綻びが出ると将棋倒しのようにリリーフ陣全体がパンクする。

故障はともかく、不慮のアクシデントによる怪我など含めればコントロールしきれるものではなく、全体の厚みを増すことが球団にとって唯一の対策となるだろう。

 

そういった意味で、力のあるリリーバーの獲得はロッテにとって最も必要な補強であった。レイビンには願わくば、NPBという新天地でベストパフォーマンスを発揮して欲しい。

(ただ、暖かくなるまでは程々にしといていいかもしれない……)

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