阪神【ピアース・ジョンソン】、広島【カイル・レグナルト】とページを作ってから思ったわけですよ。
贔屓は巨人とロッテじゃなかったか?と……
ということで今回は、贔屓球団(ロッテ)の話。
11月6日、ロッテはケニス・バルガス内野手の入団を発表
ケニス・バルガス選手の入団が決まりましたのでお知らせします。https://t.co/TpUBgzYLY0 #chibalotte pic.twitter.com/Ty9SzvU9wa
— 千葉ロッテマリーンズ公式アカウント (@Chiba_Lotte) 2018年11月6日
昨年は確か新外国人選手の獲得が12月に入ってから(ボルシンガーとオルモス)。
散々な成績を残した野手陣の助っ人に関しては12月後半まで無かった事を考えると今年はもう11月前半てだけで半分満足です。
で、もう半分。活躍してくれますかね?って部分を見ていこう。
ケニス・バルガス (Kennys Vargas) 基本情報
守 | 投/打 | 歳(生年月日) | 身長/体重 | 所属 |
内 | 右/両 | 28(1990/08/01) | 196cm/133kg | ツインズ(米)傘下 |
成績 | ||||
|
両打ちのパワーヒッター(一塁手)。
圧倒的なパワーから見せる特大の一発は日本人選手には持ちえない魅力。その反面、確実性には欠ける荒削りなロマン砲。
09年2月にフリーエージェント選手としてツインズと契約。順調にマイナーの階段を登り、14年にメジャーデビュー。
53試合で打率.274、9本塁打、38打点の成績を残して注目を集めた。しかし、その後は伸び悩みを見せ、出場機会が減少。
今季はメジャー昇格無く、一年を終えている。17年オフには「3-4年日本でプレーし、その後MLBに戻って数年をプレーすることを計画している」などとも話しており、予てよりNPBに興味を持っていたようだ。【ソース:gondol】
2018/11/06 ロッテが契約締結を発表
ケニス・バルガス (Kennys Vargas) プレー動画
ケニスバルガスのホームランハイライト集。
とにかく一発がでかいローボールヒッターという印象
ケニス・バルガス (Kennys Vargas) 守備について
メジャー・マイナー共に出場は一塁or指名打者。
今季は3Aで631イニングの守備について3エラー、守備率.992。
通算でも5198.2イニングの守備について守備率.992。
一塁としての守備には問題無さそうだが、いかんせん133kgの巨体である。守備範囲、横方向のスピーディーな反応については期待薄。
ポジティブな特徴
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圧倒的なパワーポテンシャル
バルガスの特徴は、一にも二にもその圧倒的なパワーポテンシャル。
その巨体から放たれる特大の一発は、ゲームの流れを一気に引き寄せる程のインパクトがあるだろう。
左右どちらでもスタンドイン可能
両打ちの助っ人というと、どうしてもロッテファンには好印象が持てないかもしれないが……
左右どちらでも本塁打を放つことが可能な選手は編成面から見た場合、非常に有効。
NPB挑戦への意欲高し
NPBを経由してのキャリアプランまで語っていることから、そのモチベーションは高いと言っていいだろう。
助っ人選手の成績はモチベーションに左右されることも多く、日本行きについて数年熟慮を重ねての決断であるということはプラス材料。
ネガティブな特徴
米では圧倒的な成績は残せず
米国では持っているポテンシャルから考えるとメジャー・マイナーどちらであっても成績が寂しい。
今季3A(IL)でようやくシーズン20本塁打を超えたが、それまでは本塁打数そこそこ、打率も.250前後という数字に落ち着いてしまっている。
基本的に粗いロマン砲
メジャーでは粗くとも3Aでは打率も……なんて場合も多いが、バルガスの場合、3A通算【打率:.244】とむしろメジャー通算【打率:252】を下回っている。
三振に関してはメジャー通算【K%:29.3%】3A通算【K%:24.2%】。
ボールゾーン【スイング率:31.8%】【コンタクト率:47.6%】。
ただし、四球に関してはメジャー通算【BB%:7.6%】3A通算【BB%:14%】と悪くない。
変化球の対応に不安
メジャーでは緩急や縦の変化に苦労した様子。
チェンジアップ、スライダーへの【スイングストライク率:20%超】カーブ、スプリットは19%超となっている。またそれらの空振り率は40%近くになっている。
が、その一方でローボールヒッターでもあるバルガスは、カーブ以外のそれらの球種への本塁打率も1%超えと高い。
先に紹介した動画にも低めの変化球をすくいあげてスタンドに運ぶシーンがいくつもある。
粗さとポテンシャルの高さ、その両方を示すようなデータとなっている。
ケニス・バルガス (Kennys Vargas) まとめ
一言で言えば粗いロマン砲。
シーズンインしてみなければ正直全くわからない。
まぁ日本に来る助っ人選手の殆どはこのタイプであるから、それを踏まえて評価するのであれば期待感は一つ抜けている。
なんと言っても飛距離は抜群で、当たりさえすればスタンドに運ぶ力がある。
一方で率を残すタイプでは無いことも間違いなく、我慢が必要となるケースも出てくると考えられる。その際、どこまでそのポテンシャルを信じて使い続けられるかが鍵になりそうだ。
来季は千葉ロッテの本拠地ZOZOマリンスタジアムにホームランテラスが設置される。
アジャ井上の覚醒があったとは言え、それでもリーグ唯一のシーズン本塁打100本未満で終わってしまったロッテとしてはバルガスにかかる期待は大きい。
欲を言えばアジャと二人で30本塁打を達成し、2010年シーズン以来となるチーム本塁打3桁を達成して欲しい。
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