【もしも】菊池雄星 ポスティング移籍を実現したら【大型契約?移籍金はいくら?】

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世の野球ファンは日本シリーズに沸き立っているというのに、なぜこんなブログを書いているのだろう。

アレについて書きたいな~なんて思ってから書き上げるまでに、相当なタイムラグが発生するためなのだが、いやはやリアルタイムでバシバシ記事を完成させるプロの方々には頭の下がる思いだ。

 

さて、本題。

前回は、今オフから適用される新ポスティングシステムについて取り上げた。

2018年から適用される新ポスティングシステムを解説 【西武】菊池雄星で初適用か!?
セ・パのクライマックスシリーズが決着し、日本シリーズへと進むカープとホークス以外の10球団はストーブリーグへと突入している。 そんな中、流れてきたのが西武・菊池雄星のニュース。 西武の居郷肇社長は21日、ポスティングシステムでの米国...

では実際、西武・菊池雄星がポスティングシステムによる米移籍を目指した場合、その移籍金(譲渡金)は一体いくらになるのだろう?

今回は、NPBからMLBへと移籍した選手の契約例などを踏まえて予想したいと思う。

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菊池雄星の実績と評価

名前菊池 雄星年齢(生年月日)27(1991/06/17)
ポジション投手投/打左/左
身長/体重184cm/100kgプロ入り09年ドラ1

最速158キロを誇る直球に切れ味鋭いスライダーで打者を圧倒する。最為西武ライオンズのエースにして、日本球界を代表するサウスポー。

17年には防御率と勝利数の二冠を獲得。今季はタイトルこそ逃したが、勝利数、勝率、奪三振、防御率でリーグ2位の成績を収め、エースの名に恥じぬ安定した成績を残している。

 

通算成績: 158登板(153先発) 73勝46敗 903奪三振 防御率 2.77
今季成績: 23登板(23先発) 14勝4敗 153奪三振 防御率 3.08

MLBでの評価

NPBでの評価が高いのは当然であるが、MLBでは?というと

 

あるメディアによれば先発二番手の評価

また、あるメディアによれば先発三番手の評価

そして、あるメディアによれば先発四番手の評価

 

間をとれば三番手の評価となるが、ハッキリ言って良く分からない。

「左腕としては一番手」といった評価もある。

MLB公式サイトや各海外メディアなどでもいくつか記事が上がっているから、中々の評価は得ていると考えていいだろう。

だが、同時に肩の故障歴や制球について不安視する声もあるようで、ダルビッシュ有や田中将大、大谷翔平程の評価ではないようだ。

新ポスティングシステムのポイントと契約に及ぼす影響

前回、新ポスティングシステムについての解説でも触れたように、新ルールが契約内容に及ぼす影響は大きい。

【新ポスティングシステムのポイント】

  1. ポスティングフィー(譲渡金)は契約(年俸総額)によって変動する
  2. 契約オプションの扱いは不明 考慮されていない可能性大
  3. すべての球団と交渉可能

1.の譲渡金変動性により、MLB球団側にしてみれば長期の大型契約を結ぶ必要性は低下した。

事実、ポスティングではなく日本からのFA選手に対しての契約は、2-3年が一般的だ。年齢の問題もあるが、メジャー実績0の選手に7-8年の大型契約を持ちかけるリスクは、一昔前のキューバ選手に対する契約でも散々指摘されている。

 

また、2.契約オプションの扱いを考慮されていないとすれば、尚更だ。

オプトアウトの条項無く、長期の大型契約は前田健太の例があるにはあるが、ニュースになる程度は例外的な契約であり、選手にとってメリットは少ない。

となると、1-2によってMLB球団・選手双方にとって田中将大や前田健太のような7-8年の超大型契約を結ぶ必要性は感じない

 

一方で、2年契約+1年のオプションという形も難しいようならば、多少の年数上乗せは期待できるだろう。

 

3.は大きく選手側のメリットとなる。

通常のFA選手と同じ様に、自由に移籍先を選択することが可能で、争奪戦が起これば、契約条件も跳ね上がる

報道によれば10球団が興味なんて話も出ているので、この効果は大いに期待できる。

2018-19MLB・FA市場の動向

ストーブリーグでは、選手個人の評価は当然ながら、それを取り巻く周囲の状況にも大きく左右される。

例え優秀な選手であったとしても、FA市場の動向が昨年オフの様に低調であれば、数名のトッププレイヤー以外は予想していた契約よりも大幅に妥協した契約を結ぶことになる。

今季は、昨年の停滞は今季市場に出る選手に注目していたからという声もあったように、有力選手がズラリと並んでいる。さすがに昨年の様にFA市場が動かない!なんて事にはならないだろう。

 

菊池雄星と同じ先発左腕も人材豊富で、ドジャースのエース、クレイトン・カーショーはオプトアウトを行使してFAになるかどうか未だ決断していないが、パトリック・コービン(Dバックス)、ダラス・カイケル(アストロズ)を始め、数多くのローテションクラスサウスポーが市場に出ている

これが菊池雄星にとって吉と出るか凶と出るかはわからない。

11/03 追記 : ドジャースのクレイトン・カーショーは3年総額9300万ドル+出来高での残留が発表された

 

一部の日本メディアは、レッドソックスは左腕デビット・プライスがオプトアウトして抜けるだろうからその穴埋めに!なんて書いているのだが…プライスは既にオプトアウトを行使しないことを明言している。

日本の報道、特に週刊誌による総額いくらの攻防に~的な記事は一体何を根拠に書いているのだろう……。

鵜呑みにして一喜一憂するのがアホらしくなってしまう。

 

とりあえず菊池雄星の持つ強みと影響してきそうなポイントをまとめれば

【菊池雄星移籍のプラスポイント】

  • 27歳という若さ
  • 先発サウスポー
  • 高い奪三振能力
  • 代理人はスコット・ボラス氏?

【菊池雄星のマイナスポイント】

  • 肩の故障歴
  • 当然ながらメジャー実績は無し
  • FA市場にローテクラスのサウスポーが沢山
  • 代理人はスコット・ボラス氏?

こんなところだろうか?

代理人の部分については、昨年のMLB全体の動きを考えると敬遠されそうな気配もあり、プラスにもマイナスにも働きそうだ。しかし、どちらかと言えばプラス面の方が多いだろう。

過去5年間のNPB→MLB移籍での契約例

それでは最後に、過去の契約例を見てみたい。以下は過去5年、NPBからMLBへと移籍した選手の契約をまとめたものである。

2014年

選手名(守)元所属契約
田中 将大(投)楽天
  • 譲渡金:2000万ドル
  • 総額1億5500万ドルの7年契約
  • (4年目終了後オプトアウト権利)
和田 毅(投)SB
  • 総額815万ドルの2年契約
  • (3年目は500万ドルの球団オプション)
C.マギー(内)楽天
  • 110万ドルの1年契約

2015年

選手名(守)元所属契約
村田 透(投)読売トライアウトからマイナー契約

2016年

選手名(守)元所属契約
前田 健太(投)広島
  • 譲渡金:2000万ドル
  • 8年総額2500万ドル
  • 出来高最大1億620万ドル
  • オプトアウト無し
呉 昇桓(投)阪神
  • 1年250万ドル
  • 2年目は球団オプション
T.バーネット(投)ヤクルト
  • 2年350万ドル
  • 3年目は400万ドルの球団オプション
M.マートン(外)阪神
  • マイナー契約
李 大浩(内)オリックス
  • マイナー契約
  • メジャー契約移行の場合100万ドル
  • 最大300万ドルの出来高契約

2017年

該当者なし

2018年

選手名(守)元所属契約
大谷翔平(投)日本ハム
  • 譲渡金:2000万ドル
  • 契約金231万5000ドル
  • マイナー契約
平野佳寿(投)オリックス
  • 2年総額600万ドル
  • 出来高最大200万ドル
牧田和久(投)西武
  • 譲渡金:50万ドル
  • 2年総額400万ドル
M.マイコラス(投)読売
  • 2年総額1550万ドル
C.マーティン(投)日本ハム
  • 2年総額400万ドル

 

こうして並べてみると、報道にあるような総額5000万ドルやら1億ドルなんて話は相当ハードルが高い。

と言っても、先発ローテを期待される選手は、NPBに比べて破格の待遇であり、25歳ルールで例外的な契約を結ばざるを得なかった大谷翔平を除けば1年1000万ドルあたりまでは現実的な契約とも言えそうだ。

まとめ

それではまとめに入る。

まず新ポスティングシステムによる影響もあって、契約は3-5年だろう。

オプトアウトやバイアウト、その他延長オプションなど細かい駆け引きは考えにくく、シンプルなものになると考えられる(出来高は有り)

 

金額については、一概には言えないが昨年移籍したマイルズ・マイコラスあたりを参考にすると7-800万ドルが攻防ラインになるだろうか?

肩の故障歴をどう判断するかがポイントになりそうだが、新システムの影響もあって前田健太のような出来高を厚くしての契約もありそうだ。(代理人がボラス氏であれば、さすがにあそこまで露骨なものにはならないだろうが)

 

金満球団と呼ばれる余裕のある複数球団による争奪戦となれば単年の金額が1000万ドルを超えることも考えられるが、先述した様にレッドソックスはプライスが恐らく残留、ドジャースもカーショーに残留の気配が出てきている。

また、ヤンキースなども報道されているが、本命はD・バックスの左腕パトリック・コービンと言われている。

そういった事を踏まえれば、そこまで加熱せずサクッと現実的な金額で決まりそうだ。

 

ということで、個人的には出来高含めて2000万ドル ~ 4000万ドルで3-5年の契約になると予想する。

譲渡金は、400万ドル(約4億5000万円) ~ 760万ドル(約8億5000万円)と言ったところだろうか

 

【追記】MLB公式サイトで元メッツGM・ジム・デュケット氏が今季のFA選手ランキングを出していた。

The top 25 free agents, ranked

 

菊池雄星は、11位にランクイン!左腕投手に限って見れば、3位パトリック・コービン、6位ダラス・カイケルに次ぐ三番手である。(カーショーは去就不透明なためランキング外の模様)

それに続くのが14位柳賢振であるから、評価は想像以上に高いようだ。

(柳賢振は15-16年を怪我で棒に振り、今季序盤にまた故障があったとは言え8月から10試合に登板し4勝3敗、防御率1.88を記録している)

 

ということで、予想を上方修正。出来高含め3000万ドル ~ 5000万ドルで3-5年の契約。譲渡金は、587.5万ドル(約6億6千万円) ~ 937.5万ドル(約10億5千万円)と予想する。

 

【2019/01/03 追記】マリナーズと契約締結

最大で7年1億900万ドルになる契約でマリナーズと合意。

ベースは3年4300万ドル、球団が4年の契約延長オプションを持ち、選手側にも1年の延長オプションが与えられている複雑な契約。

【ソース:日刊スポーツ

 

 

譲渡金がいくらになるかは現時点でなんとも言えず……

報道によっては1027万5000ドル(約11億3000万円)~1805万ドル(19億9千万円)と言われているが、最低保障されている4年目の契約は菊池側がオプションを行使しない可能性もある。

となると確定分は815万ドル(8億9700万円~)となるかもしれない。

そもそもオプションに対しての譲渡金については詳しく報道されておらず、その辺の扱いも今後の報道を待ちたいと思う。

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